先日、6月21日(日)に行われた講演、
「糖尿病と歯周病の危険な関係」を聴いてきました!
大阪府歯科保険医協会などが主催した日常診療交流会の
記念講演として行われた講演で、
演者の先生は岡山大学の歯周病態学教授の高柴正悟先生と、
関西電力病院院長の清野裕先生です。
お二人とも、それぞれ歯周病・糖尿病の分野での最先端の研究を行っておられ、今後医科と歯科が連携した治療を行っていける方向性について熱くお話いただきました!
糖尿病は世界各国で増加の一歩を辿っており、
世界の糖尿病の人口は現在2.5億、
2025年には4億に達すると推定されています。
糖尿病は様々な合併症を引き起こし、
1.網膜症
2.腎症
3.神経障害
4.大血管障害
5.骨減少症
があります。
そして、歯周病は糖尿病の第6の合併症として注目されています。
つまり、糖尿病のある方は是非歯科検診を受診していただき、
歯周病になっていないかの診断とその治療を受けていただきたいと思います。
糖尿病と歯周病は相互に影響を及ぼしあっています。
糖尿病の方は歯周病を治すと糖尿病も良くなることが明らかにされています。
歯周病治療は、歯と口の健康のみに留まらず、
全身の健康に必要なのです。
当歯科医院においても、内科の先生と連絡を取り合いながら歯周病治療を進めるようにしています。