【コラム】歯の本数と認知症

こんにちは。

歯の本数と認知症の関係について今日は書いていこうと思います。

70歳以上の高齢者を調査したところ、以下のような報告がされました。

健康な人:残存歯(自分の歯)14.9本
認知症の人:残存歯 9.4本

歯の本数が少ないと咀嚼機能が衰え、
脳への刺激が減るために認知症になると考えられています。

また、歯周病との関係性もわかってきました。

歯周病菌が生み出す毒素や炎症性物質が血液や唾液に混じって全身に回ると、
糖尿病や動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化から認知症へと繋がることも十分考えられます。

歯周病が日本人では歯を失う原因の第1位の病気です。
歯の本数が少ない人は認知症リスクが高くなると言われるのはこのためです。

では、すでに歯を失ってしまった場合は、
入れ歯やインプラント治療などによって噛み合わせを回復し、
しっかりなんでも咀嚼して食べられるように治療することも大切ですね。