こんにちは。
深井駅前 Miho歯科医院 歯科医師 院長の前原です。
今日はインプラントについてお伝えしたいと思います。
何らかの理由で歯を失った場合、欠損部を人工歯で補う必要があります。治療法の選択肢としてはブリッジや入れ歯、インプラントなどが挙げられます。このうちインプラントは近年、注目を集めている治療法ですが、具体的な治療内容やメリット・デメリットを知らない方も多いことかと思います。今回はそんなインプラントに関してわかりやすく解説します。
▼人工歯根を埋め込む治療
インプラント治療の最大の特徴は「人工歯根」を埋め込む点です。専門的にはフィクスチャーあるいはインプラント体と呼ばれるネジを顎の骨に埋め込みます。ですから、必ず外科手術が必要となるのも大きな特徴のひとつです。これはインプラント治療における数少ないデメリットのひとつといえます。
▼見た目が天然歯にそっくり
インプラントは、上部構造と呼ばれる人工歯を装着します。上部構造はセラミックで作られることがほとんどで、色や質感、光沢などが天然歯に瓜二つといえます。さらに、人工歯根が存在しているので入れ歯のようなバネや歯茎など余計なパーツを付け加える必要がなく、審美性も極めて良好に仕上げることが可能です。
▼硬い物でもしっかり噛める
ブリッジや入れ歯は、あくまで周囲の歯によって支えられる装置なので、歯を失う前と同じようには噛めません。入れ歯にいたっては、硬いものを無理して噛もうとすると、装置がずれたり、外れたりすることも多々あります。その点、インプラントには人工歯根が存在しているので、天然歯と同じように硬いものでもしっかり噛むことができます。
入れ歯は噛む力が天然の歯の20%ほど、ブリッジで70%ほどと言われます。
インプラントでは90〜100%近く噛む力を回復させることができます。
▼寿命が長い
ブリッジや入れ歯というのは、数年経過してから不具合が生じることも珍しくありません。とくに入れ歯は、装着当初からこまめに調整していかなければ、なかなか良好な装着感も得られません。入れ歯の場合は3年くらいすると装着せずにそのままにしている人も半数ほどいるといわれます。
またブリッジでは平均して7年程度で悪くなって作り方が必要というデータもあります。
一方、インプラントは10年保証などが付いていることからもわかる通り、基本的な寿命が長くなっています。定期的なメインテナンスをしっかり受けることで、その寿命を10年20年と引き延ばしていくことも難しくないのです。
▼インプラントのデメリットとは?
インプラントにもデメリットが存在しています。まず、保険が適用されないことから、費用が比較的高くなるというデメリットがあります。また、インプラントオペが必要であったり、歯周病にかかりやすかったりするため、必ずしもメリットだけではないということをしっかり理解しておきましょう。
▼まとめ
このように、インプラントは少し特殊な歯科治療ですが、適切な方法で治療を受け、メインテナンスをしっかり行うことで、いつまでも白く美しい歯を維持することができます。
以上がインプラントについての情報でした。
インプラント治療をご検討されている方は、レントゲンで骨の状態を調べる必要がありますので、お気軽にお電話でお問い合わせください。
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Miho歯科医院 歯科医師 前原美保