今日は、私が過去に治療をした治療症例をご紹介いたします。
前歯を綺麗にしたいという患者様です。
過去に受けた虫歯治療のプラスチックの材料が変色しているのと、「テトラサイクリン」という抗生物質の薬剤による歯自体の変色の両方が問題となっていました。
また、右上の前から2番目の歯(側切歯といいます)の大きさが小さく(矮小歯)、バランスがよくありませんでした。
右側はこのような感じで、前から2番目の歯が小さいですね。
矮小歯(わいしょうし)と言います。
左の歯は右ほどではありませんが、
若干幅が細いです。
この患者様には、デュアルホワイトニング
(歯科医院でのホワイトニングと家でのホワイトニング)を行って、
元々の歯の色を明るくした後、
変色・劣化を起こさないセラミックのクラウン
(E-MAXクラウン)にて被せる方法で全体を治療いたしました。
術後のお写真です。
このように、前歯の色調・形態の不揃いが解消され、見た目も美しくなり、凸凹がないため歯磨きもしやすくなりました。
右側面はこのように見えます。
あまり削りたくないとのご希望でしたので、
右上2番目の歯だけは「ラミネートベニア」という方法でほとんど歯を削らずに治療しています。
セラミックの薄い板状のものを貼るようなイメージ、付け爪の感じ・・・といえば想像しやすいでしょうか?!
左上の2番目の歯は、ホワイトニングで色調の改善のみ行い、削らずにバランスをとるようにしました。
また、ホワイトニングは前から5番目の歯まで行って、見える範囲を白くしています。
ホワイトニングを約1ヵ月行ったことで、
治療期間がその分だけ長くなりましたが、
結果としてはより白くて綺麗に治療を終えることができました!Miho歯科医院公式サイト