【コラム】歯の本数と認知症

こんにちは。

歯の本数と認知症の関係について今日は書いていこうと思います。

70歳以上の高齢者を調査したところ、以下のような報告がされました。

健康な人:残存歯(自分の歯)14.9本
認知症の人:残存歯 9.4本

歯の本数が少ないと咀嚼機能が衰え、
脳への刺激が減るために認知症になると考えられています。

また、歯周病との関係性もわかってきました。

歯周病菌が生み出す毒素や炎症性物質が血液や唾液に混じって全身に回ると、
糖尿病や動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化から認知症へと繋がることも十分考えられます。

歯周病が日本人では歯を失う原因の第1位の病気です。
歯の本数が少ない人は認知症リスクが高くなると言われるのはこのためです。

では、すでに歯を失ってしまった場合は、
入れ歯やインプラント治療などによって噛み合わせを回復し、
しっかりなんでも咀嚼して食べられるように治療することも大切ですね。

歯周病と全身の健康(*?-?*)

こんにちは。

院長の前原です。
暑い日が続きますね
さて、今日は「歯周病と全身の健康」についてのコラムです。

私は「日本歯周病学会」に所属しています。
こちらは学会が出版している冊子です。

歯周病と関連がある病気が実はたくさんあります。
糖尿病
心疾患
脳血管疾患
肺炎
関節リウマチ
腎臓病
早産および低体重児出産
などです。
例えば、歯周病治療を積極的に行うと、動脈硬化のリスクマーカー(危険性を知る指標)は下がります。
歯周病があると関節リウマチを発症しやすいという報告もあります。
アルツハイマーとの関連も最近は研究が進みました。
これらは、身体の細胞、分子といったレベルでメカニズムが解明されつつあります。

健康で過ごすには歯周病対策から(o^^o)
現在、当院では国家資格を有する歯科衛生士が4名在籍しております。
また、月に3回、不定期ではありますが
「日本歯周病学会」認定衛生士も診療を行っております。
歯周病は末期にならないと症状が現れにくい病気です。
放置すると歯を失います。
早め早めのご来院をお勧めします。
当院では、歯周病の精密検査を行い、
また、カラー写真撮影により歯茎の状態の定期的な観察をしています。
歯周病が気になるという方はまずは検査を受け、
ご自身の状態を把握するところから始めましょう!

夏と言えば・・・!

こんにちは。受付の加藤です。
皆様、いかがお過ごしですか?

夏といえば、、、夏休み! リゾート!!🏝 

先日、お休みを頂き、沖縄へ行ってきました。
青い海、空、ゆったり流れる時間、美味しい食べ物など、癒しと魅力がいっぱいです 毎回新しい出会いと発見があり、心身共に満たされ、しっかりエネルギーチャージしました。

さて、リゾートといえば、、、
皆さん、お気づきでしょうか?😊
当院は、アジアのリゾート地をイメージして、設計されました。
例えば、
診療室内を区切っているパーテーションは、スコールをイメージ 壁の模様は、波をイメージ 患者様が荷物を置く台や、壁の装飾品は、院長がバリから取り寄せました🌴
院長の熱い想いが様々な場所に溢れているんです!

次回来院の際は、ぜひ、医院全体をチェックして頂き、そして、ゆったりとした気持ちで治療をうけて頂ければと思います 
では、良い週末を🎵

〜Miho歯科医院は、ホッと安心できる空間を提供します〜

虫歯、歯周病と心臓病

知人の歯科医からの情報です。

天皇陛下の執刀医である天野篤先生が新聞記事の中で歯科と心臓病の関連を話題にされています。



このような記事だそう。
そう、私たち歯科医にとっては、
虫歯、歯周病が心臓疾患と関わりがあるのはすでに常識なのですが、
まだまだ一般には認知度が低いのではないでしょうか?
心臓弁膜症、心筋梗塞など、
身体の疾患にも歯科疾患は関わっています。

日本人の死因第2位の「心臓病」
そのなかでも「心臓弁膜症」はその発症原因のほとんどが「虫歯菌」といわれています。
歯を抜歯した際に多くの出血が見られますが、
その時に血液を介して身体全体に虫歯菌が流れ込んでいきます
 。

心筋梗塞は動脈硬化が原因となる疾患ですが、

歯周病はこの動脈硬化を進行させます。

口の中に住んできた歯周病菌は血管内に入り込みます。

その歯周病菌の刺激により動脈硬化を誘導する物質が出てきて、

血管内にアテローム性plaqueプラークと呼ばれる粥上の脂肪性珍客ができ、

血液の通り道が狭くなります。

心筋梗塞のリスクがこうして上がってしまうのです。 

生涯健康で過ごすために、お口の健康状態も是非点検にお越しくださいませ。