ドライマウスについて

本日は「ドライマウス(口腔乾燥)」がテーマです。
だ液の量が減って口の中が乾いた状態になると、
「舌が痛い」「口の中がネバネバする」といった不快な症状がでます。
慢性的にずっと続くと食事や会話などの日常生活に支障をきたすことも。

従来は中高年の女性に多くみられましたが、
最近では若い女性にも「ドライマウス」は増えています。

ドライマウスの原因は様々で、加齢やストレス、生活習慣、
薬の副作用、自己免疫疾患のシェーグレン症候群などがあります。
若い女性の場合は不規則な生活や仕事によるストレスが原因になっていることが多いようです。

ドライマウスの治療ですが、口腔ケア製品を使って症状を緩和していくことです。
だ液に似た性状の「人口だ液」のスプレーを使用するなどで、
舌や口の粘膜を保湿します。
生活習慣に対しては、
(1)よく噛んで食べる
(2)リラックスする
(3)規則正しい生活
(4)部屋の湿度に気を配る
などが有効です。

口の中が乾燥すると虫歯や歯周病にもかかりやすくなります。
セルフケアとともに、歯科医院で検診を受けるようにしましょうね。