歯周病と全身の健康(*?-?*)

こんにちは。

院長の前原です。
暑い日が続きますね
さて、今日は「歯周病と全身の健康」についてのコラムです。

私は「日本歯周病学会」に所属しています。
こちらは学会が出版している冊子です。

歯周病と関連がある病気が実はたくさんあります。
糖尿病
心疾患
脳血管疾患
肺炎
関節リウマチ
腎臓病
早産および低体重児出産
などです。
例えば、歯周病治療を積極的に行うと、動脈硬化のリスクマーカー(危険性を知る指標)は下がります。
歯周病があると関節リウマチを発症しやすいという報告もあります。
アルツハイマーとの関連も最近は研究が進みました。
これらは、身体の細胞、分子といったレベルでメカニズムが解明されつつあります。

健康で過ごすには歯周病対策から(o^^o)
現在、当院では国家資格を有する歯科衛生士が4名在籍しております。
また、月に3回、不定期ではありますが
「日本歯周病学会」認定衛生士も診療を行っております。
歯周病は末期にならないと症状が現れにくい病気です。
放置すると歯を失います。
早め早めのご来院をお勧めします。
当院では、歯周病の精密検査を行い、
また、カラー写真撮影により歯茎の状態の定期的な観察をしています。
歯周病が気になるという方はまずは検査を受け、
ご自身の状態を把握するところから始めましょう!

歯周病と全身疾患との関連!

こんにちは。

歯周病と全身疾患との関連について、
新聞やインターネットニュースなどの記事で見かけることが多くなりました。 

「えっ?そうだっけ・・・」という方のために、
今日は簡単に解説してみたいと思います 

歯周病と関連がある全身疾患

  • 糖尿病 およびメタボリックシンドローム
  • 動脈硬化
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • リウマチ
  • 早産・低体重児
  • 認知症
  • 骨粗鬆症
<糖尿病>
糖尿病になると身体の抵抗力が下がりますのでさまざまな合併症が起こります。
糖尿病は合併症が怖い病気ともいわれています。
歯周病は糖尿病の第6番目の合併症とも。

抵抗力が下がるという事は
『細菌に感染しやすい=歯周組織が歯周病菌(歯垢)に侵されやすい』となります。
糖尿病になると歯周病になりやすく、
歯周病が治りにくくなってしまうのです。

<動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞>
歯周病菌の毒素を防ぐために生み出される物質が血液中に入り、
血管壁に作用して動脈硬化を促進する危険性があります。

また、歯周病菌の中に血小板を集める働きを持つ菌がいて、
それが血栓をつくる危険性があるのです。
歯周病菌の刺激で動脈硬化を誘発する物質が出るので、
血管内に粥状の脂肪性沈着物が溜まります。
これを「プラーク」と呼びます。
このプラークが厚くなると血管が細くなり、
血液の流れが悪くなってしまいます。
動脈硬化です。
また、このプラークが何かのきっかけで剥がれ落ち、
血流に乗って脳の血管や心臓の血管に詰まることがあります。
脳梗塞、心筋梗塞ですね。
梗塞を起こした血管を顕微鏡で観察するとそこに歯周病菌が観察されます。

<妊娠:早産・低体重児>
妊娠すると女性ホルモンの血中濃度が高くなります。
歯周病菌の中には、女性ホルモンを利用して増える菌がいるため、
歯肉炎を引き起こしやすく、しかも進行も速くなります。
歯周病が悪化すると、炎症を引き起こす物質が生み出され、
歯周組織が破壊されてきます。
さらに、この炎症を引き起こす物質の血中濃度が高くなると、胎盤を刺激します。

すると、妊婦の身体は出産の準備が整ったものと勝ってに判断してしまい、
そのため陣痛や子宮の収縮が起こり、早産を引き起こす可能性があるのです。

いかがですか?
歯周病の怖さが少し分かっていただけましたでしょうか?

イラストなど交えてわかりやすく説明しているHPがあるので、
こちらでもご紹介しておきますね!
歯周病が全身に及ぼす影響
日本臨床歯周病学会のホームページです。

 

すきっ歯の治療にダイレクトボンディングがオススメな訳

先日書いたすきっ歯の治療として、まずはダイレクトボンディングをオススメしています。

その理由は
短期間で治療ができる (2?3回の通院が必要です)
歯を削ることがあまりないので、ダメージも少ない
といったことが挙げられます。
逆にデメリットとしては、
審美治療には保険が適用されない
ということです。
歯の隙間が気になる方は、まずはご相談ください。
ダイレクトボンディングにかかる費用
前歯 1本あたり4万円
正中離開、いわゆる前歯の正面の部分のすきっ歯を改善する場合は、前歯2本の隙間を埋めますので、合計8万円と消費税がかかります。
回数は2?3回、2年保障がついています。
H27.7月時点
価格は予告なく変更することがございます。

本当は怖い…歯の治療。

分かりやすくまとまっている記事をみかけました!

目先のコストをかけずに治療ができるのは銀歯のメリットですが、
装着から何年も後になってアレルギーなど皮膚症状が出てくることもあります。
歯科金属アレルギーの治療の際に亡くなった方の話も聞いたことがあります。
口の中に入るものですから、安全性の高いものを選びたいですよね。
アレルギーなどを起こさなくても、
銀歯を外してみたら中はボロボロというのは、
本当に日常的にたくさん治療でみかけています。

最近のミネラルウォーター風のジュースにご注意を!

GWも終わってしまいましたねー。

私は実家に帰ってきました。

岡山県の北部、こんな風景が続く場所です。
大阪より時間の流れ方がだいぶゆっくりに感じます
さて、最近のミネラルウォーター風のペットボトル飲料について、
あれは危険な飲み物だなぁーーと思って見ています。
「い・ろ・は・す」など…
色んなフレーバーがどんどん出てきていますよね。
トマト、なんていうのも先日見かけました。
で、一番左端の水はいいとして、
他のものは…
原材料を見ると果糖、砂糖と書いてありますよ
そうです。ジュースなんですよね??。
こちらは、清涼飲料水に含まれる糖分や塩分を分かりやすくした写真です。
お砂糖の含まれる飲み物を常用すると虫歯になっちゃいますから、くれぐれもみなさんご注意を!!