高強度ガラスセラミック e.maxとは

こんばんは。

堺市中区 深井駅前のMiho歯科医院 院長の前原です。

現在、審美歯科治療で人気の「e.max」について、解説したいと思います。

どうぞ最後までお付き合い下さい。

前歯6本をe-max で治療した症例です。

古くなった被せものを外して作り変える際にかみ合わせも整えました。

前歯の印象がガラリと変わりました。

セラミックは自分の歯のような透明感や艶があるので、

特にこのようにパッと見て目が行く部分に使用することで

その良さを実感できると思います。

e-maxはエンプレスマックスの意味を持つシステムで、

ニケイ酸リチウムガラスセラミックを主成分にしたセラミックの種類です。

ガラスで出来ているので非常に透明感があり、色調がとても綺麗です。

強度も日常生活には十分あります。

デメリットは自費治療であること、

歯を削る量が金属を使った治療よりも多くなること

歯ぎしり・噛み締めで割れるリスクがあること

などです。

自然な色調は多くの方に喜ばれています。

<症例の解説>

上の前歯6本をセラミックで被せました。

治療期間:約1ヶ月

リスク、副作用:しみる事がある、痛みが出ることがある。人によっては削ることにより歯の神経を取る必要がある、麻酔をした部分のむくみや内出血を生じることがある

費用:総額858,000円 プラス処置費用(保険負担分)

セラミックは周りに発生する虫歯(二次う蝕)が少なく、

汚れ(プラーク)がつきにくいので歯茎が腫れたりしにくいのが長所です。

入れたあとで10年、20年と良好に保っている方も多いです。

保険適用の被せもので金属の「銀歯」と呼ばれるものは4−5年で虫歯が再度発生してくると言われます。

何度も削るとそのうち抜歯になってしまいます。

将来の抜歯を避けるためにセラミック治療を選択することはご自身の歯を保つためにもおすすめできる治療です。

唾液による虫歯予防の作用について

唾液には、お口の中を湿らせる以外にもたくさんの作用があることをご存知でしょうか?

とくに虫歯や歯周病を予防する作用に関しては重要なので、十分に理解しておくことが大切です。

ここではそんな唾液が持つ力をわかりやすく解説します。

▼自浄作用

唾液には「自浄作用(じじょうさよう)」という、お口の中をきれいにする作用が期待できます。

食事をしたあと私たちのお口の中には、食べかすなどが残ってしまいます。

これが歯の表面で歯垢や歯石を形成して、虫歯や歯周病を引き起こすのです。

けれども、唾液が正常に分泌されていれば、自然と洗い流されていくので、歯垢の形成も抑えられるのです。

▼殺菌作用・抗菌作用

唾液には、殺菌作用や抗菌作用といった細菌の働きを抑える成分が含まれています。

これらの成分は文字通り細菌を殺したり、繁殖しにくくしたりするので、自ずと虫歯菌や歯周病菌も減少していきます。

▼再石灰化作用

歯は常に脱灰と再石灰化を繰り返しています。このバランスが崩れ、脱灰ばかり起こってしまうと、歯はいよいよ溶けていきます。

虫歯菌はそこを狙って歯をどんどん溶かしていきます。

ただ、唾液には歯の再石灰化作用があるので、食事や虫歯菌が産生した酸で脱灰されても、それを元に戻すことができます。

これもまた唾液による虫歯予防効果のひとつといえます。

▼緩衝作用

私たちのお口の中は、基本的に中性付近に保たれています。

これが酸性の方に傾いてしまうと歯が溶け始めます。

食事をしたときには口腔内が酸性に傾くので、唾液の分泌量が十分でないと虫歯になりやすくなります。

唾液が正常に分泌されていれば、唾液による緩衝作用が働くので、pHも中性付近に戻されます。

そうすることで歯が溶けにくい環境を整えることが可能となります。

▼粘膜の保護・修復作用

唾液には、口腔粘膜を保護したり、修復したりする作用も期待できます。

硬い食べ物なのによって歯茎が傷つくと、そこで細菌感染が起こって口内炎などを発症します。

唾液は、そうした傷が生じないようあらかじめ保護する作用があります。

また、傷ついた粘膜を治癒させる作用も期待できるのです。

▼まとめ

このように、唾液には虫歯や歯周病を予防するさまざまな作用が期待できます。

唾液の分泌は唾液腺マッサージを行ったり、食事の際によく噛んだりすることで、増やすことができますので日ごろから意識して生活しましょう。

虫歯の治療法

虫歯は自然に治ることのない病気ですので、「歯を削る」という処置が必要になります。

ただ、虫歯の治療法というのは、そうした歯の切削だけではありません。

年齢や症状に応じてさまざまな治療法が選択肢として挙げられます。

今回はそんな虫歯の治療法についてわかりやすく解説します。

▼初期の虫歯の治療法

発生して間もない虫歯は、削る必要がありません。

歯の表面が白く濁っているだけなので、再石灰化を促すことでその進行を止めることができます。

具体的には歯科医院で「フッ素塗布」を行うことで、歯の再石灰化が促進されます。

初期の虫歯は「表層下脱灰(ひょうそうかだっかい)」という現象が起こることで、白く濁っています。

それをフッ素で修復できれば、虫歯も進行も止まります。

もちろん、虫歯になりかけるということは、普段の歯磨きが十分ではないので、正しい歯磨きの方法を身に付けることも必要です。

▼一般的な虫歯治療

一般的な虫歯は、もうすでに歯が溶けてしまっているので、フッ素を塗布するだけでは治すことができません。

虫歯菌に侵されている部分を削り、コンポジットレジンなどを詰めます。

失った歯質の量が多ければ多いほど、修復物も大きなものとなります。インレーやクラウンなどが代表的な修復物です。

▼薬剤を用いた虫歯治療

最近では、「歯を削らない虫歯治療」を行う歯医者さんが増えてきました。

これは虫歯菌を薬剤によって殺す治療法です。

適応できる範囲がとても狭く、結果的に歯の切削も行わなければならないケースが多いですが、治療法の選択肢として知っておいても良いかもしれません。

ただし、薬剤を用いた虫歯治療を行っている歯科医院はほんの一部に限られています。

当然、保険も適用されません。

▼虫歯の進行を止める治療法

小さなお子さまは、虫歯治療に非協力的なことがあります。

歯医者さんが怖くて、どうしても歯を削らせてくれないケースは意外に多いものです。

そういった場合は「サホライド」と呼ばれる薬剤を用いて、虫歯の進行を止めることがあります。

サホライドを用いると、歯が黒く着色されるだけではなく、虫歯を完治させることは不可能なので、いずれ抜け落ちる乳歯のみが対象となります。

▼まとめ

このように、虫歯治療にはいろいろな方法がありますので、ケースに応じて最適なものを選ぶことが大切です。

虫歯治療だからといって必ず削らなければならないわけではないので、施術に伴う痛みや不快感が不安な方は、お気軽に当院までご相談ください。

虫歯を予防するには

虫歯は、一度かかると自然には治らない病気です。

しかも、失った歯質は元に戻りません。それだけに、虫歯は予防するのが一番といえます。

今回はそんな虫歯を予防する方法についてわかりやすく解説します。

▼正しい歯磨きを身に付ける

虫歯予防の基本は「歯磨き」です。それも正しいブラッシング法を身に付け、毎日実践することが求められます。

いくら毎日朝晩しっかり歯磨きしていても、それが自己流だと磨き残しも多くなります。すると、歯垢や歯石などが徐々に蓄積し、やがては虫歯を引き起こしてしまうのです。

そこで有用なのが歯科医院で受ける「ブラッシング指導」です。

歯磨きの専門家である歯科医衛生士から自分にとって最適といえる歯磨きの方法を学びましょう。

▼フッ素を活用する

虫歯予防にフッ素が効果的であるのは科学的にも証明されています。

フッ素入りの歯磨き粉を使用し、歯を強くしていきましょう。

定期的に歯医者さんでの「フッ素塗布」を受けることで、虫歯予防効果はさらに高まります。

その他、フッ素が配合された洗口液を用いてうがいをすることも効果的です。

▼甘いものを控える

基本的に甘いものは、虫歯菌のエサになるとお考えください。

お菓子やスイーツに含まれる砂糖(スクロース)はその代表ですね。

また、ご飯やパン、パスタなども甘みを感じるかと思いますが、これらも糖質の一種であるグルコースなどで構成されていますので、虫歯菌の活動が活発化します。

とはいえ、主食であるご飯やパンを全く摂らないのは、健康上よくありませんので、摂取量をコントロールすることが大切です。

砂糖が多く含まれるおやつは、代用糖で作られたものを選ぶことで、虫歯のリスクを抑えることができます。

▼唾液の分泌を促す

唾液には、抗菌作用や殺菌作用、自浄作用などが期待できます。

これらはいずれも虫歯菌の活動を抑える方向に働くことから、虫歯予防に貢献します。

そんな唾液は、加齢や病気によって低下することがありますので、お口が渇きがちな人は、積極的に唾液の分泌を促すよう努力しましょう。

具体的には、唾液腺のマッサージを行ったり、日ごろからガムを噛んだりすることで、唾液の分泌が促進されます。

▼まとめ

このように、虫歯を予防するためには、生活習慣から改善する必要があります。

上述したような方法を実践することで、虫歯のリスクを大きく減らすことができますよ。

虫歯になりやすい食生活とは

虫歯の発症リスクは、日々口にする食べ物によっても大きく左右されます。

頻繁に間食をしていても虫歯になりにくい人もいれば、1日1~2回しか食事を摂らない人でも虫歯になりやすい人はいます。

それは食事の内容にヒントが隠されています。

▼虫歯菌のエサとなる栄養素とは

虫歯は、ミュータンス菌に代表される虫歯菌が活動しなければ、発生することはありません。

つまり、虫歯菌のエネルギー源となる食べ物が虫歯発症のカギを握るといえるのです。

その食べ物とは、いうまでもなく「糖質」ですね。

砂糖をはじめとした糖質を摂取することで、虫歯菌の活動が活発化して、歯質を溶かす酸が酸性されます。

▼糖質の摂取量を制限する

虫歯を予防するのであれば、日々の食事における糖質の摂取量をコントロールしましょう。

極端な話、糖質の摂取量をゼロにすれば、虫歯の発症リスクも限りなくゼロに近づけることができますが、それはなかなか難しいことですよね。

それだけでも虫歯のリスクは下がっていきます。

ですから、砂糖がたくさん使われたお菓子やスイーツを控えたり、主食である炭水化物の量を少し減らす努力をしてみたりするのはいかがでしょうか。

▼間食の回数を減らす

勉強や仕事の合間に、ついつい甘いものをつまんでしまう人は、虫歯のリスクが上がっています。

おやつにはたくさんの砂糖が使われているので、お口の中の虫歯菌も喜んでしまうのです。

また、何かを口に入れる頻度が高ければ高いほど、お口の中が汚れている状態も長くなるため、虫歯菌の活動も高まってしまいます。

ですから、間食の回数は少ない方が虫歯予防に効果的といえます。

▼代用糖を活用する

甘いものが大好きで、どうしてもお菓子やスイーツなどを我慢できない人は、代用糖が使われているものを積極的に選びましょう。

最近のお菓子には、砂糖と同じくらいの甘みがある代用糖が使われているものも少なくないので、成分表などをみて確認してみましょう。

とくにキシリトールは虫歯菌のエサにならないだけではなく、その活動を低下させる効果が期待できるのでおすすめです。

▼まとめ

このように、虫歯と食生活には密接な関連があります。

日々の食習慣を少し改善するだけで、虫歯の発症リスクが大きく低下することがあります。

当院の定期検診を受けていただければ、食生活の改善方法についても詳しくアドバイスいたします。

一緒に虫歯を予防していきましょう。