電動歯ブラシの種類

皆様、こんにちは。受付の加藤です

年末年始、いかがお過ごしでしたか?

私は、年始に主人の故郷、鹿児島へ行ってきました。
温泉に入り、砂むし風呂で蒸され、
黒豚、さつま揚げ、かつお、鶏飯などなど、鹿児島の郷土料理を、堪能してきました。

さて、年末に、GCの方に来ていただき、スタッフ全員で電動歯ブラシの勉強会をしました。
今回は、その中で、電動歯ブラシの種類と特徴について、ご案内させてください。

電動歯ブラシには、3種類あり、種類は1秒間に振動する回数によって、分類されます。

①電動歯ブラシ・・・   1分間に約3000~7000回以下
②音波振動歯ブラシ・・・ 1分間に約31000回
③超音波歯ブラシ・・・  1分間に約192000000回

それぞれの歯ブラシの特徴は、下のようになります。

①電動・・・ 手で磨くより効率が良い。
       歯への当て方が難しく、工夫が必要。
       ふり幅が大きく、歯茎を傷つけてしまう。
②音波・・・ プラーク除去効率が良く、血行を良くし、ツルツルになる。
       ストロークが不要で、ブラシを歯面にあてるだけで簡単。
       荒い研磨剤はNG
③超音波・・・バイオフィルムを細かくい散らし、ツルツルになる。  
       ストロークが必要。
       ペースメーカの方はNG

いかがですか??
どこでも見かける電動歯ブラシですが、こんな違いがあるんです。

次回は、当院で販売している、プリニアという音波歯ブラシについて説明させて頂きます

2018年!

みなさま、あけましておめでとうございます😃
今年も、皆様に、ホッと安心できる空間を提供させていただけるようスタッフ一同、精一杯頑張ります!どうぞ宜しくお願い致します。
投稿が、ご無沙汰しておりました今年は、もう少し皆様に、色々な情報をお届けしたいと思っています
さて、新年最初の投稿は、昨年末から当院で販売を始めました、子ども用の歯磨き粉についてご案内させていただきます。
その名も、

『ピカキッズ』

そもそも、こどもの歯と大人の歯、何が違うのでしょうか?

生えたばかりの永久歯は、大人の歯に比べて
エナメル質の構造がまだ未完成。顕微鏡で見ると、軽石みたいに表面がデコボコしていて、虫歯菌がつきやすい状態になっています。

そこで、『ピカキッズ』が出来る3つのこと 

1.歯をツルツルにする!
→歯の表面についた傷を修復し、虫歯菌をつきにくくします。
2.むしば菌を捕まえる!→プラークを作るむしば菌を吸着させ、お口の中の汚れを少なくします。
3.ミネラルを補給する!→ミネラルが歯の内側まで浸透し、むしばになりにくい丈夫な歯をつくります。

こどもさん、お孫さんに、いかがでしょうか?
ご質問があれば、いつでも気軽にスタッフへ声をかけてくだい。

【コラム】入れ歯と姿勢、歩行

入れ歯の有無と噛み合わせは、実は密接な関係があると報告されています。
今日はそのお話をしましょう(^ – ^)

入れ歯のことを「義歯」と私たちは呼びますので、
今回のコラムでも「義歯」という言葉を使いますね。

義歯の装着により頭位が変化する、
義歯の有無により立っている時の体のふらつきが変化すると言われています。

また、義歯の装着により歩行速度が増加するというデータもあります。
研究では総入れ歯で歩行の際に加速度センサーを付けて、歩行速度、体のふらつきを測っています。
この研究により、高齢者の身体の平行機能の維持・向上に義歯が一役かっていることが示唆されました。

私は以前に高齢者の方の施設に往診に行っていました。
歯がない方に総入れ歯を作成した時のことです。
それまで車椅子生活で、全身的にも意識があまりはっきりしない状態の方がいました。
なんとか総入れ歯を作らせていただいたあと、
義歯完成の翌週に訪問したところ、
壁の手すりをつたって歩いておられてびっくりしました。
ぼんやりして受け答えもわかりにくい状況でしたが、
入れ歯が入ってからわりとしっかりとお話をしてくださるようになりました。
これは、もう6、7年以上前の経験ですが、
印象的な出来事として心に強く残っています。

単に噛むための道具というだけではなく、
非常に大きな役割が入れ歯にはあるのです。

【コラム】歯の本数と認知症

こんにちは。

歯の本数と認知症の関係について今日は書いていこうと思います。

70歳以上の高齢者を調査したところ、以下のような報告がされました。

健康な人:残存歯(自分の歯)14.9本
認知症の人:残存歯 9.4本

歯の本数が少ないと咀嚼機能が衰え、
脳への刺激が減るために認知症になると考えられています。

また、歯周病との関係性もわかってきました。

歯周病菌が生み出す毒素や炎症性物質が血液や唾液に混じって全身に回ると、
糖尿病や動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化から認知症へと繋がることも十分考えられます。

歯周病が日本人では歯を失う原因の第1位の病気です。
歯の本数が少ない人は認知症リスクが高くなると言われるのはこのためです。

では、すでに歯を失ってしまった場合は、
入れ歯やインプラント治療などによって噛み合わせを回復し、
しっかりなんでも咀嚼して食べられるように治療することも大切ですね。

歯周病と全身の健康(*?-?*)

こんにちは。

院長の前原です。
暑い日が続きますね
さて、今日は「歯周病と全身の健康」についてのコラムです。

私は「日本歯周病学会」に所属しています。
こちらは学会が出版している冊子です。

歯周病と関連がある病気が実はたくさんあります。
糖尿病
心疾患
脳血管疾患
肺炎
関節リウマチ
腎臓病
早産および低体重児出産
などです。
例えば、歯周病治療を積極的に行うと、動脈硬化のリスクマーカー(危険性を知る指標)は下がります。
歯周病があると関節リウマチを発症しやすいという報告もあります。
アルツハイマーとの関連も最近は研究が進みました。
これらは、身体の細胞、分子といったレベルでメカニズムが解明されつつあります。

健康で過ごすには歯周病対策から(o^^o)
現在、当院では国家資格を有する歯科衛生士が4名在籍しております。
また、月に3回、不定期ではありますが
「日本歯周病学会」認定衛生士も診療を行っております。
歯周病は末期にならないと症状が現れにくい病気です。
放置すると歯を失います。
早め早めのご来院をお勧めします。
当院では、歯周病の精密検査を行い、
また、カラー写真撮影により歯茎の状態の定期的な観察をしています。
歯周病が気になるという方はまずは検査を受け、
ご自身の状態を把握するところから始めましょう!