口内炎ができたらどうしたらいい?

お口の中のデキモノである口内炎は、食べ物がしみたり、しゃべりにくくなったりと、いろいろな不便を感じる厄介なものですよね。それだけに早く治したいと思うことでしょう。そこで今回は、口内炎ができたときの対処法をわかりやすく解説します。

▼症状が気になるなら歯医者さんへ

口内炎というのは、必ずしも治療が必要な病気ではありません。実際、多くの口内炎は、刺激性の強い飲食物を控えて、安静に過ごすことで自然に治癒していきます。それでも口内炎の症状が気になる方は、歯医者さんに行きましょう。

歯医者さんでは口内炎の症状を改善する軟膏などで、対応してくれます。必要に応じてお薬も処方してもらえますよ。ただし、比較的軽度の口内炎というのは、誤って口腔粘膜を咬んでしまったときや、食べ物で傷つけてしまったときなどに限られます。もしもそれ以外に原因があるとしたら、もう少し慎重に対処する必要があります。

▼入れ歯が原因の口内炎

適合の悪い入れ歯を使っていると、定期的に口内炎が生じることもあります。専門的には「義歯性口内炎」と呼ばれるもので、強い痛みなどを伴います。こういったケースでは、根本的な原因となっている入れ歯の不具合を調整しなければ、口内炎の症状も改善されません。軟膏を塗るなどの対症療法では不十分ですので、入れ歯の調整や新製も視野に入れた改善策が求められます。

▼全身の病気が原因の口内炎

口内炎の中には、全身の病気が原因となっているケースもあります。いわゆる「アフタ性口内炎」を繰り返し発症するようであれば、何らかの全身疾患が疑われますので、まずは歯医者さんを受診しましょう。その上で、お医者さんと連携しながら、口内炎のみならず全身の病気の治療も行っていくこととなります。

▼患部を安静に保つ

どのような原因であっても、口内炎というデキモノができたら患部を安静に保つよう努めましょう。辛いものや熱いもの、硬いものを口にするのは良くありません。また、舌でいじくったりするのも口内炎の症状を悪化させることから、控えるようにしましょう。口内炎に対して刺激を加えると、さらなる症状の悪化を招くことがあります。

▼まとめ

このように、口内炎ができたらまず安静に過ごし、症状が改善されないようであれば、歯医者さんを受診することをおすすめします。お口の粘膜の病気なので、一般的な皮膚科ではなく、歯医者さんを受診するのが最善といえます。