虫歯のリスクは年齢によって変わる?

虫歯のリスクというのは、年齢によって変わってくるものです。

そのため、積極的に予防処置を受けなければ、すぐに虫歯になってしまうような年代も存在しています。

今回はそんな年齢別の虫歯リスクについてわかりやすく解説します。

▼歯がなければ虫歯にはならない

当たり前のことですが、虫歯は歯に生じる病気ですので、歯がなければ虫歯になることはありません。

つまり、歯が生えてくる前の赤ちゃんやすべての歯を失ったお年寄りの方は、虫歯のリスクがゼロとなります。

年代でいえば生後1年未満のお子さまや80~90歳代の高齢者です。

もちろん、歯を失う時期というのは人それぞれで異なりますので、厳密な年代を減給することは難しいです。

▼乳歯が生えてくる1~3歳は要注意

乳歯というのは、生後半年くらいから生え始め、3歳ごろには生えそろいます。

その期間中は歯並びも安定しないことから、虫歯のリスクも高まります。

逆に、この時期しっかりと虫歯予防をすることができれば、それ以降も虫歯にかかりにくい健康な口腔環境を維持しやすくなります。

ですから、1~3歳の時期には一度、小児歯科を受診しておくことをおすすめします。

▼6歳臼歯が生えてくるころもリスクが上がる

乳歯列が完成したら、次は永久歯への生え変わりです。

6歳くらいになると「第一大臼歯」という奥歯が生え始めます。

6歳臼歯とも呼ばれる歯ですね。

この時期も歯の生え変わりによって歯並びが乱れることから、虫歯のリスクが上がります。

フッ素塗布やシーラント処置を受けることで、虫歯のリスクを低下させるよう努めましょう。

▼永久歯が完成するまでの時期

永久歯列が完成するのは、15歳くらいです。

つまり、中学生から高校生にかけてすべての永久歯が生えそろう人が多いといえます。

その期間は部活や勉強など、毎日忙しいだけではなく、思春期特有のストレスも多いことから、虫歯のリスクも上昇します。

▼成人してからの虫歯のリスク

成人したあとは、歯もすべて生えそろっていますし、幼児期や学童期ほど虫歯のリスクは高くなりません。

毎日の歯磨きをしっかり行い、定期検診などを受けることで衛生的な口腔環境を維持することも難しくなくなります。

▼まとめ

このように、虫歯のリスクは年代によって大きく異なりますので十分注意しましょう。

それぞれの年代に応じた最適といえる虫歯予防法を実践することが大切です。