厚生省が「インプラント国民向け情報提供」を公表

今日はインプラント治療にご興味のある患者様へお知らせです。

厚生省は「インプラント国民向け情報提供」を7月10日にホームページで公表しました。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shika_hoken_jouhou/dl/01-03.pdf

Miho歯科医院でも、安心・安全なインプラント治療を心掛けていくために、
患者様に目を通しておいていただきたいと思います。

1 インプラントにも寿命があります
2 インプラントは入れ歯より満足度の高い治療です
3 治療前にはCTが有用です
4 患者さんの体質や健康状態によってインプラント治療を受けられないことがあります
5 歯周病はインプラント治療に影響します
6 インプラント治療を長持ちさせるには定期検診が必要です
7 インプラントも歯周病に似た病気にかかります
8 インプラント治療に伴いトラブルが生じることもあります
 
簡潔にわかりやすくまとめられていますので、ホームページでご確認ください。

インプラント治療は入れ歯と比べて快適に食事ができるなど満足度の高い治療です。
しかし、長持ちさせるためには定期的なメインテナンスが必要です。
初診で来院された患者様で、インプラント治療を他院で受けたが、その後検診に行っていないという方が時々いらっしゃいます 
きちんとお手入れして長持ちさせましょう 

歯がなくなるのは老化のせい?

歯がなくなるのは老化のせいと考えていませんか?
お年寄りの歯がぐらつき始める、抜け落ちることを病気と考えない人もいます。
しかしこれはれっきとした歯周病(昔は歯槽のうろうと呼ばれていました)という病気です。

虫歯と比べると歯周病への対策はかなり遅れて始まりました。
歯に穴があき、痛みの伴う虫歯と比べると、
一般的な歯周病の進行はかなりゆっくりしています。
歯がぐらつきだしたり膿が出るなどの症状を自覚するのは、
歯周病が末期になってからなのです。
このため、長い間歯周病の治療は悪くなった歯を抜歯するしかありませんでした。

現在では、歯周病の発症や進行のメカニズムもある程度解明され、
初期から中等度までの進行は、患者さんの協力さえあれば、
十分にコントロールできるようになりました。
最新の研究では、血液を調べることによって患者自身の歯周病に対する感受性(歯周病にどのくらいなりやすいか)を歯周病の発症前から知ることができます。
つまり、歯周病は予防可能な病気なのです。

歯周病治療の基本はプラークコントロールです。
歯磨きもひとつの方法ですが、それだけでは十分ではありません。
歯と歯茎の隙間の溝(歯周ポケット)などのブラシでコントロールできないところは、歯科衛生士による専門的な処置が必要です。
場合によっては薬剤の使用が必要となることもあります。
さまざまな手段のプラークコントロールによって、
歯周病を進行させる有害な細菌の増殖を身体が許容できる程度にコントロールすることがこの病気の予防であり治療なのです。

歯周病も虫歯と同様に、そのかかりやすさは人によって違います。
遺伝的素因や喫煙などの環境因子も深く影響しています。
歯周病の予防のためには、「早期発見・早期コントロール」をこころがけましょう!!

暑い夏の虫歯予防!

こんにちは。

Miho歯科医院 院長の前原です。

暑くなると冷たいジュースが飲みたくなりますね。
でも、ジュースを飲むその前に…
そのジュースに砂糖は入っていませんか?

ペットボトル飲料でしたら裏側に

「果糖ブドウ糖液糖」と書いてあるものはとても危険です!!!

砂糖や炭水化物を摂取すると、
プラーク(歯垢)中の虫歯菌(ミュータンス菌)によって代謝されて有機酸が作られ、
その酸で歯の表面のミネラルが溶け出していきます。
これを脱灰(だっかい)と言います。
一定時間が経つと、唾液の浄化作用・緩衝作用により、
唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンが再び歯に沈着し、
溶け出した部分が修復されます。
これを再石灰化といいます。

お口の中では常に「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されており、
このバランスが「脱灰」に傾いてしまうと虫歯ができるのです。

砂糖が頻繁にお口に入る食生活をしていると虫歯ができてしまうのはそのためです。

たとえば、1日に同じ量のジュースを飲んでいる場合でも、
おやつと食事の間に飲んでいる習慣を、
ジュースはおやつと一緒に飲み、
それ以外の水分摂取を麦茶に変えるだけで、
虫歯ができる危険性は大きく改善されます!!!

お茶、お水などお砂糖を含まない飲み物は虫歯になりません。

紅茶でも「ストレートティー」はお砂糖が入っていて甘いですよね?!

「無糖」の紅茶でしたら虫歯を作る原因となりませんので安心です。

冷えているときは甘みがわかりにくいですが、ぬるくなったときに甘い飲み物は虫歯リスクがあって要注意!!なのです。

暑い夏の飲み物は工夫をして、
虫歯ができにくい食生活を送ってくださいね!

歯周病の研修に参加してきました♪( ´▽`)

7/19?20 土日の二日間に渡り、
新大阪JIADS研修室にて行われた研修に参加してきました。
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歯周病の分野で特に素晴らしい実績があり、治療して15年、20年と良い状態が保たれているところが素晴らしいと思います。
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今回の勉強会で使用している資料はこちらです。
患者様にも読んでいただきたい本の紹介もありました。
元々、私は岡山大学歯学部で歯周病科の研修をしており、
以前から歯周病治療に力を入れてきました。
今回は半年コースで更なるスキルアップをしようと意気込んでいます
リアルタイムPCR法による細菌検査と抗菌療法の話題もあり、今後の当院で検査ができるように取り入れていきたいと思います(^ ^)
初日の研修は10時?19時まででした!
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お昼ご飯のお弁当も豪華で美味しかったですよ
夜はウェルカムパーティがあり、
同期受講の先生方や講師陣の方と交遊を深めることができましたー!
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立食パーティーで、他の受講者の方々と楽しいひと時を過ごしました!
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二日目は朝8時半からスタートで、
私も新大阪周辺で宿泊しました。
夏休みが始まったばかり、USJでもハリーポッターのアトラクションが人気ですし大阪への観光客も多いのか、
研修会場の近くのホテルが軒並み満室で、私は隣の駅から更に徒歩5分のホテルしか取れませんでした(^^;;
これに懲りたので、どうせ泊まるなら近くのホテルがいいかなーと、来月もその次も…と、研修会場に一番近いホテルをまとめてもう押さえておきました。笑
二日目のお昼も美味しかったですよー!
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午後からは実習です!
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こうして模型で練習をしたり、豚の顎で実習をして、患者様で実際に治療できるように技術習得をしていきます(^ ^)
とても実りの多い二日間でしたー!
また来月は8/9?10の二日間、JIADS研修室にて勉強してくる予定です。
お盆休みの前で患者様にもご迷惑をおかけいたしますが、8/9は休診させていただきますので、どうかご理解よろしくお願い申し上げます。

歯科における筋機能療法について:「かむトレーニング」ガム

今日は当院で取り組んでいる「筋機能療法」のご紹介です。

筋機能療法とは・・・
口のまわりの筋肉—舌、口唇および顔面の筋肉—を強くしてバランスを良くし、
正しく機能させるためのプログラムです。
 
筋機能療法の本来の目的
口のまわりの筋肉が弱くバランスが悪いと、
舌で前歯が押され、開咬(前歯が開いている)や
上顎前突(いわゆる出っ歯)あるいは反対咬合(受け口
)といった不正咬合を引き起こすことがあります。
また、このような舌の癖があると、矯正治療が順調に進まなかったり、
矯正治療後に後戻りすることがあります。
矯正装置をつけなくとも筋機能療法のみで不正咬合がある程度改善することもありますし、
矯正治療が成功するために筋機能療法の併用が必要な場合も多いのです。
また、歯ぐきや歯を支える骨が弱ったとき舌の癖があると歯並びが崩れたり、
逆に舌の癖によって歯ぐきや歯を支える骨が弱る可能性もあります。
具体的には、普段舌は上顎についていて口唇は楽に閉じ、
正しい嚥下、発音ができるようにするのが、筋機能療法の目標です

当院では、咀嚼や嚥下、発音などの「お口の機能」を強化するトレーニングを
患者様の状態に合わせておすすめしています。

ライオンから出ている「かむトレーニング ガム」は、
適度な噛み応えのあるガムで、
発達段階にあるお子様の「噛む」機能を強化していくことができます。
gum_training_pht
28粒 680円(約半月分)
1日2回のトレーニングが効果的です
                                              
あごを上下に動かすだけの咀嚼では、
歯が内側に倒れた状態でガタガタにならんでしまいます

あごを横にも動かしてすり潰すように食事で気を付ければ、
歯がまっすぐに起き上って、歯並びも改善されてきます

かむトレーニングガムについてはコチラ

無題

毎日2回10分間ずつガムを噛みましょう。
朝晩の食事の後など、時間を決めると習慣にすることができます。

噛んでる時は次のことに注意します。

  • (1)唇を閉じて噛みましょう。
  • (2)左右両側の歯を均等に使いましょう。
  • (3)姿勢は正しく。
  • (4)身長に合った椅子に座り、足をしっかり床につけましょう。
       足が床に届かないときは、足置きを使用しましょう。


手帳やカレンダーに毎日やっているかを記録しながら 

患者さんに取り組んでいただいています。

「きちんと噛んで食べる」という習慣を小さいうちにしっかり身に着けたいですね。

このほかに、
舌のトレーニング」というテキストを使った「口腔筋機能療法」や、
パタカラ」という口輪筋(口の周りの筋肉)を鍛える「筋機能療法」もご案内しています。

パタカラについてはこちら

また、「ムーシールド」も、
筋肉のバランスを整えて反対咬合を改善しますので、
この分野の「筋機能訓練装置」になります。

ムーシールドについてはコチラ

スペースの都合上、今日はここまでですが、
またの機会にゆっくりご紹介いたしますね!

気になる方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください(^^)

なお、矯正歯科治療をご希望の方は、当院のビル4Fの「もちだ矯正歯科クリニック」さんをご紹介させていただいております。
院長先生、スタッフの皆さん、とても親切で丁寧に対応してくださり、
Miho歯科医院の患者さまもたくさん受診されていてオススメです^^