歯ブラシの選び方

今回のコラムは、★歯ブラシの選び方★についてです。
毎日使う歯ブラシ、ぜひ今お使いのものを確認してみてください。
【歯ブラシの大きさ】
歯ブラシの毛の部分の横幅は、毛束が横3~4列で、縦幅は親指幅ぐらいの大きさのものを選びましょう。
歯ブラシが大きすぎると、細かな部分や奥歯などに、歯ブラシの毛先を当てることが難しいため、磨き残しができやすくなります。
【毛の硬さ】
毛の硬さは、「ふつう」をオススメします。
歯茎に痛みや炎症がある場合は、「やわらかめ」を選びましょう。
【毛の種類】
主流であるナイロン製のものをお勧めします。
動物の毛を使ったものは、ナイロンに比べて乾きが悪く衛生管理が難しいです。
【交換の頻度】
1ヶ月に一度を目安に交換してください。
歯ブラシに雑菌が繁殖してしまい、衛生上よくありません。
また、毛先が開き始めた歯ブラシは、汚れを取り除きにくいので交換してください。
毛先が開いた歯ブラシで磨くのはおすすめできません。
ご質問などございましたら、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
当院では複数の歯科衛生士が在籍し、患者様のお口の状態、歯並び、磨き方、お好みみ合った歯ブラシをお選びしています。
自分に合った歯ブラシで楽しみながらお口のケアを★

MIペーストが大人気です(^_^)☆

現在販売中の歯科医院専用オーラルケアグッズのうち、
今いちばんの人気商品をご紹介いたします

GCの「MIペースト」という商品で、
通常の歯磨きの後に歯の表面をパックするように塗るだけで、
初期虫歯で白く色が変わってしまった部分などを元の歯に修復してくれます!
虫歯予防にフッ素とはちがう効き方で効果を発揮します(*・ω・)ノ

歯の表面はカルシウムやリンなどのミネラルでできています。
飲食をすると虫歯菌が砂糖を栄養にして酸を出すので、
その酸によって歯の表面からカルシウムやリンが溶けだしていきます。

キチンと歯磨きをすると、「再石灰化」と言って再び歯のミネラルが戻ってきます。
そしてMIペーストには酸性を中性に戻してくれる働きがあります。

ガムの「リカルデント」という製品に含まれている成分「CPP-ACP」が配合されています。
牛乳由来の成分ですので、牛乳アレルギーの方はご注意くださいね。、
虫歯の初期状態で歯が白く濁ってしまっている部分に、
MIペーストを朝晩など塗ってあげると、少し時間はかかりますが徐々にもとのエナメル質にもどります。

歯医者さんで初期虫歯があると言われている方には特におすすめです

一番効果的な使用方法は、通常通りにフッ素入り歯磨き粉で歯を磨いた後、
このMIペーストを歯ブラシにつけて全体に塗ってください。
うがいをせずに唾液を吐きだすようにします。
そのまま飲み込んでも構いません

味は、いちご、メロン、ヨーグルト、バニラ、ミントの5種類です。
いちばん売れているのはいちご、続いてヨーグルト、メロンの順です。
あとはほぼ同じくらいです。
お値段は1本1600円です。

受付にて販売しております。

虫歯で歯を削るのはもうイヤ!という方、
朝晩のオーラルケアに是非お使いになってみてください。

シーラントをしよう!

お子様の虫歯予防として有効な「シーラント」について

虫歯のできやすい部位として、
1、歯と歯の間
2、歯の溝
3、歯と歯茎の境目
があります。

シーラントが有効なのは上記2に対してで、
歯の溝をあらかじめプラスチックで埋めてしまい、
虫歯菌の酸で溶かされないように予防します。

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   ↓↓↓ 溝をふさいでおきます

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生えたての歯は表面が未成熟で特に虫歯になりやすいので、
生えてすぐの頃からやっておくといいと思います。
ただ、まだ生える途中で一部に歯肉が被さっている場合など、
十分に歯を乾燥させられない状態ですとプラスチックが歯につかないため適応ではありません。
時期を見てきちんと生えてから行います。

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シーラントを行った歯

p002断面はこのようになります。

歯の溝はとても細く深いので、歯ブラシでは絶対に磨けません。
このように塞いでおくことで歯を守ります。

シーラントは歯を削らずに行えます。
1回の処置時間は10~15分程度で、処置後も普通にお食事をしていただけます。
シーラントをすると絶対に虫歯にならないというわけではないので、
その上から通常通りのブラッシングを行ってください。
また、部分的に欠けたりすることがあり、
その場合はかえって欠けた部分が虫歯になりやすいですから、
定期的な歯科検診は継続しましょう。
検診の目安は3カ月に1回です。

よくある質問:うがい薬はききますか?

本日は「うがい薬」についてです。
患者様から「うがい薬は効くのですか?どれがいいですか?」と
時々尋ねられますので、その疑問にお答えしようと思います。

うがい薬はあくまで補助的なもので、
まずは歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロスによる機械的プラークコントロールが中心であり、
その効果を高めるためにうがい薬などによる化学的プラークコントロールが行われるべきです。

テレビのコマーシャルなどでは、うがい薬の効果を強くうたっているものが多く見られ、歯磨きをしなくても、歯の表面や歯周ポケット内のプラークも溶けてなくなったり、はがれ落ちたり、細菌が全部死滅するようなイメージを抱きがちなります。
実際にはうがい薬は歯磨きの代わりにはならないのです。

次に、どんなうがい薬が効果的なのでしょうか?

一般的によく知られているものとして「イソジンガーグル」があります。
成分である「ポピドンヨード」に対する過敏症に注意して使用して下さい。

他に、うがい薬の配合成分の一つに「グルコン酸クロルヘキシジン」という成分があります。
この薬剤には殺菌消毒作用があり、口の粘膜に留まって持続的に効果を発揮します。
しかし、日本では過去に2回、この薬剤に対しショック症状と考えられる有害事象が報告されていますので、使用方法・使用用量を守り、正しく使用することが大切です。
「クロルヘキシジン」を含むうがい薬には以下のようなものがあります。
・薬用リーチ洗口液
・サンスターCHX洗口液
・コンクール<F>
これら虫歯・歯周病の菌を持続的に殺菌してくれますので、
歯磨きと併せて効果的に利用したいですね。

当院では「コンクール<F>」をオススメしています^^ 
フッ素入り歯磨剤の「ジェルコート」と併用するとより効果的です。 

ハイブリッドクラウンの症例

こんにちは。

今日は「ハイブリッドクラウン」のご紹介です。

奥歯は保険の被せものだと銀色になってしまいます。
銀歯が気になるので白くしたい、でも費用はなるべく抑えたい、
そんな場合は「ハイブリッドクラウン」をおすすめしています。

「ハイブリッドクラウン」で使用している材料は、
プラスチックにセラミックの材料を合わせたもので、
どちらかというとプラスチック寄りになります。
ですので、使用に伴い年数が経つと茶色くなってきます。
ツヤも天然の歯やセラミックに比べると劣ります。
ですが、適度な柔らかさがあるので噛み合せの負担は少ないというメリットもあります。
当院では1本につき52,500円です(2012年3月末現在)。

CIMG0492こちらの銀歯が気になるそうです。
奥から2本目の第一大臼歯です。
虫歯が大きくて神経を取った場合の治療として一般的に行われています。

この銀歯を外して型採りを行い、
新しくハイブリッドクラウンを作りました。

ハイブリッドクラウンを装着した後の写真です。

CIMG0498このような感じです。

銀色が目立たなくなりました!

ちなみに、裏側は・・・
CIMG0495こちらです。

CIMG0499このような感じです。

裏も白く覆ってあります。

笑った時に見える銀歯が気になるという場合、
その方に合わせた素材での治療をご提案させていただきます。

ハイブリッドクラウンは費用を安く抑えてある素材ですが、
他にセラミックのクラウンですと費用は少し高くなりますが、
変色・劣化もなくずっとお使いいただけます。

セラミックもいくつか種類がありますので、
お気軽にご相談ください。