インプラント治療について

当院でのインプラント治療についてですo(^_^)o

CTを撮影してシミュレーションを専用ソフトで行います。
骨の厚みを考慮し、危険な血管や神経を避けて設計します。
設計通りにインプラントを埋入するガイドとなるサージカルテンプレートをオーダーし、安全に手術を行っていく準備をします。
昨日の手術の様子です。
今回はボーンアンカードブリッジのオペで難易度が高いケースでしたので、外部からドクターをお呼びして行いました。
自分の力量を過信することなく、
専門性の高い治療は専門家に委ねるという選択肢も、
当院では患者様にご提案させていただいております。
安心、安全な治療が第一と考えるからです。
外部から専門医のドクターをお呼びすることで、患者様にも家のお近くで専門医の治療を受けていただけるメリットがあります。
今回は私がアシスタント。
麻酔医の先生も参加して下さり、静脈内鎮静法により快適に手術を受けていただきました。

このメディフュージという機械を使って、採血して集めた患者様の血液を遠心分離して血小板濃縮フィブリンゲルを作成、CGFとして人工骨のβTCPという材料と共に利用しました。

自己血液から作成している再生医療の材料ですので、感染などのリスクがなくて安心です。

今回は、即日で仮歯を入れる処置も行いました。
歯がないと快適に食事ができませんので、日々の食事の楽しみがなくなってしまいますよね。
美味しい食事、皆さんも好きですよね。
インプラント治療により、美味しいものを美味しく食べる喜びを患者様に提供したいと思います。
ということで、明日もインプラントの研修に行ってきますo(^_^)o、

老化と歯

今日のテーマは「老化と歯の病気」です。

昔から、歯を悪くしてしまうことが「老い」の自覚の代表でした。

実は、若い頃から適切なケアを心掛ければ、

歳をとっても歯が悪くなることはないのですが、

老化が様々な病気の危険因子になることは否定できません。

忘れてはならないのは、

様々な病気が歯の健康を損なう原因になり、

丈夫な歯を失うことが心身の老化の引き金になるという事実です。

高齢になって口の中の具合が悪くなるひとつの原因は唾液の問題です。

加齢とともに唾液をつくる「唾液腺」の働きが衰え、

唾液が減少している方がいます。

唾液は、消化を助け殺菌に役立ち、口の中をきれいに保つのに欠かせない液体で、

酵素や免疫因子などを含んでいます。

唾液が出なくなると、ものを噛み飲み込むことが辛くなります。

のどや口の粘膜の病気にかかりやすくなります。

そして虫歯にもかかりやすくなります。

また、唾液の出にくい人は、皮膚の乾燥など色々な不調を持っていることが多いようです。

皮膚や消化管などの健康は、分泌液がそこに住む細菌と良い関係を作ってくれることで成り立っているのです。

唾液腺の病気や放射線療法などが原因で、

唾液が出にくくなっている高齢者もいますが、

多くの高齢者の問題は薬の副作用です。

 高血圧の薬(血圧降下薬、利尿薬)

 アレルギーの薬(抗ヒスタミン薬)

 喘息の薬(気管支拡張薬)

 痛みや炎症抑制の薬、

 精神・神経の薬

など、様々な薬に唾液の分泌を抑制する副作用があります。

唾液や汗が出にくくなるぐらいは大した問題ではないという誤解があるようです。

確かに唾液が出にくくても、身体がかゆくても、命に別状はありません。

しかし、これは失ってみなければその辛さはわからないもので、

食事がおいしく食べられることほどありがたいものはない、

と話すお年寄りは多いのです。

さらに、高齢になるとどうして間食が増えます。

唾液が出にくく間食が増えると、虫歯になる危険性はぐんと高くなります。

しかも、高齢の方は歯茎が下がって歯の根の露出しているところが多く、

この部分は硬い歯の表面に比べて非常に虫歯になりやすいのです。

高齢者の歯の健康のためには、唾液はとても重要な働きをしているのです。

かかりつけの歯科医院で唾液をチェックしてもらいましょう!

Miho歯科医院はデンターネットに参加しています。
こちらからデンターネットに行っていただき、
Miho歯科の「HP」というところをポチっとしていただけるとありがたいです。 

コラム:キシリトールについて

今回の豆知識は、♪キシリトール100%ガムについて♪

:+*゜ みんなでガムを噛んで虫歯予防しよう! ゜:+*
○●キシリトールとは?●○
多くの野菜や果実に含まれている天然の甘味料で、砂糖と同じくらいの甘さがあります。
カロリーは砂糖の4分の3なので、血糖値に影響を与えません!
キシリトールは世界中の国々で虫歯予防効果と安全性が認められていて、
日本でもキシリトールガムやタブレットが普及しています。

では、キシリトール100%のガムとはどんなものでしょうか?

キシリトール100%ガムは一般のキシリトールガムとは違い、
100%キシリトールを使用した虫歯の予防に良いと言われているガムです。
キシリトールは虫歯の原因となる酸を作りません!
さらに、キシリトールは虫歯菌の発育を抑えたり、エナメル質の再石灰化にも効果があります!
矯正装置や義歯につきにくいガムベースを使っているので現在矯正中の方や義歯をお使いの方でも安心です!

●食べる回数●
毎食後と間食後、おやすみ前に1粒を摂ることをおすすめします。
1度にたくさん摂るより、1日に何度かに分けて摂るほうが効果的です。 
●食べるタイミング●
歯垢を落としやすくするには歯磨き前が、歯質を強化するなら歯磨き後が効果的。
歯磨きの後に甘いものを摂ることに抵抗がある場合は、歯磨き前に摂っても大丈夫です。
また、唾液の分泌が減るおやすみ前に噛むことも、むし歯予防には効果的です。
●噛む時間●
キシリトールの成分はおよそ数分で流出しますが、よく噛んで、唾液をたくさん出すことも、むし歯予防に大切なこと。
ですから、ガムを噛む場合は、味がなくなってもそのまま5分~10分噛むことをおすすめします。 
●摂る時間●
キシリトールを食べると、2週間で歯垢が減りはじめ、3ヶ月ほど経つとむし歯になりにくくなるといわれています。
むし歯予防のためには、まずは毎日、続けて摂ることが大切です。
 

:+*゜ キシリトールガムを噛んで虫歯のない健康なお口を保ちましょう゜:+*

コラム:フッ素について

今回のコラムは、★フッ素について★です。

いまや一般的となった、フッ素を塗ることによるむし歯予防ですが、どのような効果があって、むし歯予防につながるのでしょうか?
もう一度おさらいしたい思います。

なぜフッ素を塗ると、むし歯予防になるのかを皆様に分かりやすくご説明します。

《1》
フッ素は歯を強くします。
文字通り歯のエナメル質を強化するのです。
(※特に生えたばかりの歯はフッ素を取り込みやすく、フッ素塗布は効果的です。)

《2》
フッ素は歯の再石灰化を促します。
歯が溶けはじめることによりむし歯になるというサイクルの溶けはじめの部分で溶けかけた歯を再石灰化させることで、むし歯を予防します。 

《3》
むし歯菌は糖分を取り込み、それを分解してエネルギーにします。
しかし、フッ素は糖分を分解する酵素の働きを抑制する効果を持っています。
そのため、むし歯菌は糖分を分解できずエネルギーを作り出すことができなくなります。
よって、むし歯菌の活動が弱まりむし歯を予防できます。

フッ素の恩恵を一番受けられるのは生えて2~3年までの永久歯ですが、フッ素は子供だけではなく大人にも効果があります。
虫歯予防のために、3ヵ月に一度を目安として歯科医院で塗布すると効果があります。
歯科医院のフッ素は歯磨き粉のフッ素より約10倍くらい濃い濃度です。
毎日の歯磨きで低濃度のフッ素を使うことと併用することで、
虫歯予防にとても効果があります。

乳歯の歯並びについて

永久歯が生える時期は、乳歯の場合と同様にかなり個人差があります。

1年ぐらいはバラツキがありますが心配はありません。

乳歯に重度の虫歯や外傷などがあった場合には、

永久歯が生えてくるのがしばしば遅れます。

乳歯から永久歯に生え替わる時期(5歳6か月~11,12歳ごろまで)を

「混合歯列期」といいます。

下の前歯4本が生え変わり、続いて上の前歯が生え替わる「交換期」では、

4本の永久歯が扇状に開いて並ぶ特徴的な歯列を呈することが多く、

「みにくいアヒルの子時代」とも呼ばれています。

その後、顎の骨の成長や永久犬歯の萌出などに伴い、

徐々にそれが解消されていくため、

この時期の扇状の歯並びはそれほど心配はいりません。

また、臼歯部(奥歯)は乳歯よりも永久歯の方が小さく、

交換に伴い余剰なスペースが生じるため、

このころにはかなり歯列が整ってきます。

しかし、将来問題となる歯並びや噛み合せの異常の前兆であることもあります。


永久歯に交換してからの矯正治療は、

多くは前から4番目の歯を抜歯して歯並びを改善していきますが、

前歯4本のみの時期から治療を開始すると、

取り外せる矯正装置(床矯正装置)で非抜歯で治療を行うこともできます。

すべての歯並びの異常に対応できるわけではありませんので、

歯科医と相談して治療の適応かどうかを判断してもらう必要があります。

Miho歯科医院では、同じビルの4階の「もちだ矯正歯科クリニック」と連携して矯正治療をお願いするようなシステムになっています。

ご興味のある方はお気軽にお尋ねください。