歯ブラシの選び方

今回のコラムは、★歯ブラシの選び方★についてです。
毎日使う歯ブラシ、ぜひ今お使いのものを確認してみてください。
【歯ブラシの大きさ】
歯ブラシの毛の部分の横幅は、毛束が横3~4列で、縦幅は親指幅ぐらいの大きさのものを選びましょう。
歯ブラシが大きすぎると、細かな部分や奥歯などに、歯ブラシの毛先を当てることが難しいため、磨き残しができやすくなります。
【毛の硬さ】
毛の硬さは、「ふつう」をオススメします。
歯茎に痛みや炎症がある場合は、「やわらかめ」を選びましょう。
【毛の種類】
主流であるナイロン製のものをお勧めします。
動物の毛を使ったものは、ナイロンに比べて乾きが悪く衛生管理が難しいです。
【交換の頻度】
1ヶ月に一度を目安に交換してください。
歯ブラシに雑菌が繁殖してしまい、衛生上よくありません。
また、毛先が開き始めた歯ブラシは、汚れを取り除きにくいので交換してください。
毛先が開いた歯ブラシで磨くのはおすすめできません。
ご質問などございましたら、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
当院では複数の歯科衛生士が在籍し、患者様のお口の状態、歯並び、磨き方、お好みみ合った歯ブラシをお選びしています。
自分に合った歯ブラシで楽しみながらお口のケアを★

シーラントをしよう!

お子様の虫歯予防として有効な「シーラント」について

虫歯のできやすい部位として、
1、歯と歯の間
2、歯の溝
3、歯と歯茎の境目
があります。

シーラントが有効なのは上記2に対してで、
歯の溝をあらかじめプラスチックで埋めてしまい、
虫歯菌の酸で溶かされないように予防します。

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   ↓↓↓ 溝をふさいでおきます

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生えたての歯は表面が未成熟で特に虫歯になりやすいので、
生えてすぐの頃からやっておくといいと思います。
ただ、まだ生える途中で一部に歯肉が被さっている場合など、
十分に歯を乾燥させられない状態ですとプラスチックが歯につかないため適応ではありません。
時期を見てきちんと生えてから行います。

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シーラントを行った歯

p002断面はこのようになります。

歯の溝はとても細く深いので、歯ブラシでは絶対に磨けません。
このように塞いでおくことで歯を守ります。

シーラントは歯を削らずに行えます。
1回の処置時間は10~15分程度で、処置後も普通にお食事をしていただけます。
シーラントをすると絶対に虫歯にならないというわけではないので、
その上から通常通りのブラッシングを行ってください。
また、部分的に欠けたりすることがあり、
その場合はかえって欠けた部分が虫歯になりやすいですから、
定期的な歯科検診は継続しましょう。
検診の目安は3カ月に1回です。

ハイブリッドクラウンの症例

こんにちは。

今日は「ハイブリッドクラウン」のご紹介です。

奥歯は保険の被せものだと銀色になってしまいます。
銀歯が気になるので白くしたい、でも費用はなるべく抑えたい、
そんな場合は「ハイブリッドクラウン」をおすすめしています。

「ハイブリッドクラウン」で使用している材料は、
プラスチックにセラミックの材料を合わせたもので、
どちらかというとプラスチック寄りになります。
ですので、使用に伴い年数が経つと茶色くなってきます。
ツヤも天然の歯やセラミックに比べると劣ります。
ですが、適度な柔らかさがあるので噛み合せの負担は少ないというメリットもあります。
当院では1本につき52,500円です(2012年3月末現在)。

CIMG0492こちらの銀歯が気になるそうです。
奥から2本目の第一大臼歯です。
虫歯が大きくて神経を取った場合の治療として一般的に行われています。

この銀歯を外して型採りを行い、
新しくハイブリッドクラウンを作りました。

ハイブリッドクラウンを装着した後の写真です。

CIMG0498このような感じです。

銀色が目立たなくなりました!

ちなみに、裏側は・・・
CIMG0495こちらです。

CIMG0499このような感じです。

裏も白く覆ってあります。

笑った時に見える銀歯が気になるという場合、
その方に合わせた素材での治療をご提案させていただきます。

ハイブリッドクラウンは費用を安く抑えてある素材ですが、
他にセラミックのクラウンですと費用は少し高くなりますが、
変色・劣化もなくずっとお使いいただけます。

セラミックもいくつか種類がありますので、
お気軽にご相談ください。

歯周病ってなあに?

待合室に「歯周病」のパンフレットを置いています。
歯周病は痛みもなくゆっくり進行するので、
ほとんどの人は歯周病に気が付きません。
症状が出た時にはすでに手遅れ、
歯を抜かないとだめですね、と言われたりします。
そもそも歯周病ってどんな病気なのでしょう。
治るのでしょうか。
今日はそのような疑問についてお答えします!

歯周病の自覚症状としては、
・歯を磨くと歯茎から出血する
・歯茎が赤い、腫れている
・歯茎が痩せてきた
・歯茎から膿がでる
・口臭がする
・歯がぐらつく、咬むと動いて痛い
・歯と歯の隙間が広がってきた
などが挙げられます。
歯を支える歯茎・歯根膜・骨にかけての細菌感染症です。

歯周病の診断には、「歯周ポケット」という部分の深さを測ることと、
レントゲン写真によって骨の状態を確認することが必要です。
「歯周ポケット」とは、歯と歯茎の境目の溝のこと。
健康な場合でも1-3ミリの深さがあります。
深さが4ミリを超えてくると歯周病菌が増え、
治療の対象となってきます。
歯周ポケットを測定した時に出血があるのかないのかも重要です。
出血する歯周ポケットの場合は炎症が進行しており、
これからも悪化していく可能性があります。
また、レントゲン検査で骨が破壊されていないかを確認する必要があります。
慢性の炎症が持続すると、
歯を支えている「歯槽骨」という顎の骨が溶けてしまいます
骨が溶けてしまうので歯がぐらついてきたり、
ひどいときは抜け落ちてしまうのです!
恐ろしいですねー><

歯周病を治すには、まずは「プラークコントロール」が大切!
ご自身によって歯の表面を丁寧にブラッシングしなければいけません。
(歯の表面の歯垢を「プラーク」と呼びます)
どのように磨いてプラークを除去すればいいのか、
個人個人で歯並びや磨き癖などもありますので、
歯科医師や歯科衛生士の指導を受けてブラッシングの改善をすることが大事です。
やみくもに磨いてしまうと、歯茎を傷つけたり歯が削れたりします。
歯を磨かないと歯周病になりますが、
磨きすぎも逆に歯にダメージを与えてしまうのです。
「タバコのヤニ、茶渋の着色が気になるから」と
「ホワイトニング効果」を強調した歯磨き粉でゴシゴシ磨くのは禁物です。
研磨剤が多く入っている歯磨き粉は歯を削ってしまうことがあります。
また、歯石になった汚れは歯科医院で専用の器具を使って取らないと、
ご自身で無理をしても絶対に取れません。

プラークコントロールがまずは第一、そして歯石除去も重要な治療です。
「歯石を取るのに何回も歯医者に通わないといけないのはいや」
などとおっしゃる意見を聞きますが、
病状が進行している場合は歯石除去には回数がかかります。
程度が軽い場合を除いては1回ですべての歯のすべての面の歯石を取り除くことは困難です。
さらに重症の場合は、「歯肉切除」「歯肉剥離掻把術(しにくはくりそうはじゅつ)」などの
歯周外科処置を行う患者さんもいます。
進行している場合は歯の噛み合せの治療が必要になる場合もあります。

症状が出にくいのでなかなか気づきにくい歯周病ですが、
定期的なクリーニング(PMTC)により健康な歯を歯茎を維持していくことが可能なのです。

虫歯ができる理由をおさらいしよう!

今日は虫歯のできる理由をもう一度復習しましょう!
原因を知れば対策を立てることができます。

食事をする度に私たちの歯の表面では何が起こっているのでしょうか?
虫歯の原因は、俗に言う「虫歯菌」=「ミュータンス菌」の作り出す「酸」です。
歯の表面に「ミュータンス菌」のような虫歯の原因菌が棲み付いていると、
食事に含まれている炭水化物(糖)を栄養源にして、
かなり強い「酸」を作ります。
酸が作られると歯面のプラーク(=歯垢、細菌の塊)中の酸性度(PH)が上昇します。
酸性になると歯からカルシウムやリン酸などの、
歯質を構成している物質が唾液中に溶け出して、
歯の結晶構造が弱められます。
(この現象を「脱灰」といいます。)
しかし、唾液の働きによってプラーク中の酸性度が中和される(緩衝作用)と、唾液中に溶け出していたカルシウムイオンやリン酸イオンが再び歯に戻り、歯質の結晶構造を立て直します。
(この現象を「再石灰化」といいます。)

つまり、歯の表面では食事の度に「脱灰・再石灰化」が繰り返されているのですが、この二つの力のバランスが取れていれば何も問題ありません。
しかし、このとき強い「脱灰」が長く続いたり、「再石灰化」の力が弱いと、
「脱灰」が進んで歯に穴があき、虫歯となります。

虫歯のなりやすさは、歯の表面に固着して強い酸を作るミュータンス菌や乳酸桿菌の量、飲食回数、のど飴なのど常用や就寝前の飲食などの悪い食習慣、未成熟な歯や複雑な形態の歯、口腔清掃の不良(歯を十分に磨かない)、過度の砂糖摂取などの「脱灰」にかかわる因子と、
唾液の分泌量や緩衝作用、フッ化物の使用、抗う蝕食品(虫歯にならない食べ物)の使用などの「再石灰化」に関わる因子の相互作用によって決まります。
虫歯が進行した人の口の中では、このような条件がいくつか重なっていることが多いですが、個人差が大きいので十分に調べなければいけません。

お口の「脱灰・再石灰化」のバランスを整えていくことで、
虫歯になりにくいお口の環境にしていくことこそ、
本当の意味での虫歯治療になります。