歯磨き粉の選び方

歯磨き粉は色々な種類がありますね。
使い分けについてのお話です。

・虫歯予防、歯質強化 
  →「フッ素」が有効。
商品の成分に「モノフルオロリン酸ナトリウム」や「フッ化ナトリウム」と記載されています。
特に子供に有効です。

・歯周病予防
  →殺菌剤が配合されているものを。
「塩化ベンゼトニウム」「イソプロピルメチルフェノール」「クロルヘキシジン」など。
クロルヘキシジンの殺菌効果は約12時間続くというデータもあります。

・歯を白くしたい
  →美白歯磨き剤
「ポリリン酸ナトリウム」(汚れをゆるめる成分)、「フィチン酸」(エナメル質の沈着汚れに作用する成分)などが有効です。

逆に、避けたい歯磨き粉は、ヤニ取り用の歯磨き剤です。研磨剤の粒子が粗いため、歯を大きく傷つけてしまうことがあります。汚れが一気に取れてすっきりしますが、歯の表面がボロボロになったり、また、その研磨剤が歯茎を傷つけて炎症を起こすこともあります。
特にインプラントをされている方は、インプラント周囲の歯茎が構造上弱いので、研磨剤の入ったものは避けていただきたいです。
研磨剤無配合の方がいいですね。

他にも歯磨き剤には様々な成分が含まれています。
自分の歯の悩みに応じて使い分けたいですね。

上記以外にもご相談がありましたらお気軽にどうぞ!!

ノーベルバイオケアシンポジウム2014@品川に参加してきました!

9/6?7の二日間、品川で行われたノーベルバイオケアシンポジウム2014に参加してきました。
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ノーベルバイオケアは、世界に数多くあるインプラントのうち最も歴史が古く、臨床例も多くて術後の安定性が高いメーカーです。
今回は2000人規模で開催され、
日本だけでなくアメリカやポルトガルなどからもトップクラスのドクターが登壇し、素晴らしいプレゼンテーションが行われました。
土曜の夜にはパーティもありました!
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司会進行のイタリア人の美女、綺麗な方ですねぇー。
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品川プリンスホテルのお料理は、どれもとても美味しかったです。
ついつい、食べ過ぎたーー。笑
ステージでは、ゲストとして一青窈さんが登場し、生ライブで6曲ほど歌いました。
彼女はお姉さんが歯科医なんですよね。
お姉さんのクリニックで一青窈さんが滅菌などのお仕事を手伝ったりしたこともあるそうです。笑
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日曜は7:45からスタート!
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夕方までインプラント治療について様々な視点から学ぶ事ができました(^ ^)
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お昼のお弁当がまたまた美味しかったー。
ランチタイムにはミニセミナーがあって、これから日本でも提供される新しいソリューションについての講演がありました。
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展示ブースでは歯科医学書も多く手に取ることができ、前から欲しかった書籍を3冊購入してきました(^ ^)
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インプラントの書籍では、翻訳をされた小宮山彌太郎先生から有難いお言葉を書いていただきました!
大事に読んで勉強します。
本を開く度にモチベーションがアップしますね。
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登壇されたドクターの話が盛り上がり過ぎて時間が延長していましたー。
メインプログラムの後は、更に新しくバージョンアップされた「ノーベルクリニシャン」のハンズオンを受講しました。
インプラントを支えるのは顎の骨です。
当院でもCTで骨を3次元的に把握して手術のシミュレーションを行うシステムを導入しています。
最終的に入る被せ物や歯茎の位置などもシミュレーションして計画を立てていくき、歯科技工士と連携してより精密に行うシステムを体験しました。
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パソコンを実際に操作しながらの実習が終了したのは夜8時前。
朝から降っていた雨も止んでいて良かった!
丸1日、シンポジウムで多くを学ぶ事ができました(^ ^)
安心、安全な治療を行えるよう、これからも新しい知識をアップデートしていきたいです。

明日からインプラントのシンポジウムに参加してきます(`_´)ゞ

Miho歯科医院では、ノーベルバイオケア社のインプラントシステムを導入しています。
9/5.6.7と品川でノーベルバイオケア社のシンポジウムがありますので、9/6.7の二日間参加してきます。
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当院では、CT撮影の後にインプラント埋入を3Dでシミュレーションする「ノーベルクリニシャン」を導入しています。
計画的に治療を進めるために必要なツールです。
そのシステムについて、実習も含めてさらに詳しく学んで来ようと思います。
また、「オールオン4 all-on 4」といって、多数のインプラントを用いるのではなく4本で上顎もしくは下顎の歯全部を作るインプラントシステムがあり、それについても今回のシンポジウムで発表があります。
当院でも導入しておりますので、それも今回の聴きどころです(^ ^)
インプラント治療により失った歯を取り戻すことが出来て、食事、発音、審美などで大いにQOLの向上が見込めますが、
外科処置である以上はリスクも伴います。
常に知識のアップデートは必要だと考えています。

厚生省が「インプラント国民向け情報提供」を公表

今日はインプラント治療にご興味のある患者様へお知らせです。

厚生省は「インプラント国民向け情報提供」を7月10日にホームページで公表しました。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shika_hoken_jouhou/dl/01-03.pdf

Miho歯科医院でも、安心・安全なインプラント治療を心掛けていくために、
患者様に目を通しておいていただきたいと思います。

1 インプラントにも寿命があります
2 インプラントは入れ歯より満足度の高い治療です
3 治療前にはCTが有用です
4 患者さんの体質や健康状態によってインプラント治療を受けられないことがあります
5 歯周病はインプラント治療に影響します
6 インプラント治療を長持ちさせるには定期検診が必要です
7 インプラントも歯周病に似た病気にかかります
8 インプラント治療に伴いトラブルが生じることもあります
 
簡潔にわかりやすくまとめられていますので、ホームページでご確認ください。

インプラント治療は入れ歯と比べて快適に食事ができるなど満足度の高い治療です。
しかし、長持ちさせるためには定期的なメインテナンスが必要です。
初診で来院された患者様で、インプラント治療を他院で受けたが、その後検診に行っていないという方が時々いらっしゃいます 
きちんとお手入れして長持ちさせましょう 

歯がなくなるのは老化のせい?

歯がなくなるのは老化のせいと考えていませんか?
お年寄りの歯がぐらつき始める、抜け落ちることを病気と考えない人もいます。
しかしこれはれっきとした歯周病(昔は歯槽のうろうと呼ばれていました)という病気です。

虫歯と比べると歯周病への対策はかなり遅れて始まりました。
歯に穴があき、痛みの伴う虫歯と比べると、
一般的な歯周病の進行はかなりゆっくりしています。
歯がぐらつきだしたり膿が出るなどの症状を自覚するのは、
歯周病が末期になってからなのです。
このため、長い間歯周病の治療は悪くなった歯を抜歯するしかありませんでした。

現在では、歯周病の発症や進行のメカニズムもある程度解明され、
初期から中等度までの進行は、患者さんの協力さえあれば、
十分にコントロールできるようになりました。
最新の研究では、血液を調べることによって患者自身の歯周病に対する感受性(歯周病にどのくらいなりやすいか)を歯周病の発症前から知ることができます。
つまり、歯周病は予防可能な病気なのです。

歯周病治療の基本はプラークコントロールです。
歯磨きもひとつの方法ですが、それだけでは十分ではありません。
歯と歯茎の隙間の溝(歯周ポケット)などのブラシでコントロールできないところは、歯科衛生士による専門的な処置が必要です。
場合によっては薬剤の使用が必要となることもあります。
さまざまな手段のプラークコントロールによって、
歯周病を進行させる有害な細菌の増殖を身体が許容できる程度にコントロールすることがこの病気の予防であり治療なのです。

歯周病も虫歯と同様に、そのかかりやすさは人によって違います。
遺伝的素因や喫煙などの環境因子も深く影響しています。
歯周病の予防のためには、「早期発見・早期コントロール」をこころがけましょう!!